脳卒中の生活上の注意

脳卒中(脳血管障害)の発作後、幸い死亡は免れたとしても、重篤な後遺症が残る可能性がとても高いです。
また、再発の不安を抱えての生活はとても心配です。そして生活の改善が求められます。

脳卒中(脳血管障害)は脳出血、脳梗塞、くも膜下出血3種類です、どのような生活を心がけることがその予防、
再発の防止、後遺症の有効改善となるか、いくつかポイントを示します。

脳出血
脳出血最大の原因は、高血圧です。したがって日ごろから血圧が高めの人は、食事療法や運動療法、
薬物療法で血圧をうまくコントロールすることが非常に大切です。食事療法は、主に塩分制限となります。
そのほか、発作のおきやすい状況を避ける、改善するような環境の整備も非常に必要です。発作は、真夏や真冬、入浴中、
用便中に起きやすいことから、とても寒い時期にはお風呂場を湯気で充分に温める、用便で力まない、などを心がけます。


脳梗塞
脳梗塞の大きな誘因も高血圧です。食事療法(塩分制限)や薬物療法による、血圧コントロール
脳梗塞の防ぐと再発ために喫煙、飲酒も控えルことはとても大切です。経口避妊薬も脳梗塞の発病を促すといわれます。ご注意ください

くも膜下出血
くも膜下出血では、動脈瘤の発生や破裂、再破裂をいかに防ぐかが課題です。そのためには、血圧コントロールが
重要であるほか、喫煙、飲酒の抑制も非常に必要です。動脈瘤は、破れる前に発見された時には、その大きさや症状、
患者さんご本人の年齢や体力から、手術の是非を詳しく検討します。  


Posted by nosotchus at 11:06Comments(0)